【前日の振り返り】
7日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.71%安の16345.89ポイントだった。中国企業指数は0.85%安の5615.80ポイント。メインボードの売買代金は概算で890億3000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。前日の米株安が嫌気されたほか、中国の景気減速懸念が相場の重しとなった。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが5日、中国の信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたが、新たに40以上の中国資本企業と22の地方政府融資プラットフォームの格付け見通しを引き下げたことが投資家心理を冷やした。指数は後場に入ってやや下げ幅を縮小したが、8日に米雇用統計、9日に中国の物価統計がそれぞれ発表される予定で、様子見ムードも強まった。
【きょうの見通し】
8日の香港市場は上値の重い展開か。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の先行きを占う上で重要となる米雇用統計が香港時間8日夜に発表されるとあって、様子見ムードが強まりそうだ。また、9日には中国の物価統計の発表も控えており、週末を前に持ち高調整の動きも予想される。
一方、ハンセン指数は約1年1カ月ぶりの安値水準で推移しているとあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できるほか、来年の経済運営の基本方針を決める中国の中央経済工作会議の開催も近づいているとされており、政策期待も高まりそうだ。
【前日の振り返り】
7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4日続落。終値は前日比0.09%安の2966.21ポイントだった。深セン成分指数は0.14%安の9519.91ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8202億1700万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏で推移した。米格付け会社のムーディーズが5日に中国の信用格付け見通しを引き下げたのに続き、40以上の中国資本企業と22の地方政府融資プラットフォームの信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことを受け、中国経済の先行き不安が重荷となった。もっとも、相場は約6週間ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の強まった銘柄には買い戻しが入り、指数はもみ合いながら下げ幅を縮小。終盤にはプラス圏に浮上する場面もあったが、結局、小幅安でこの日の取引を終えた。なお、現地時間の午前11時に発表された中国の11月の貿易統計は、輸出が前年同月比0.5%増と市場予想(1.1%減)に反して7カ月ぶりにプラス成長に転じた一方、輸入は0.6%減と市場予想(3.3%増)から下振れた。
A株市場では、自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)、寧波均勝電子(600699)、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(600884)の下げが目立った。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、半導体製造装置メーカーの北方華創科技集団(002371)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(002049)なども軟調。半面、半面、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)と巨人網絡集団(002558)、テクノロジー株の科大訊飛(002230)、浙江大華技術(002236)、用友網絡科技(600588)などが買いを集めた。
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