【前日の振り返り】
週明け27日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.20%安の17525.06ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の6025.22ポイント。メインボードの売買代金は概算で759億1000万HKドル。
ハンセン指数は反発して始まったものの、朝方に下げに転じた。中国景気への根強い懸念が重荷となった上、前週末のNY市場で米長期金利が上昇したことも投資家心理を冷やしたもよう。下落率が1%を超える水準では買い直しが入り、後場に下げ幅を縮めたものの、終値は17日以来の安値を更新した。セクター別では不動産・建設、必需不動産、一般消費財、コングロマリットが安かった半面、医療・ヘルスケアが堅調だった。
【きょうの見通し】
28日の香港市場は堅調か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクル終了期待や10月の米新築住宅販売件数が低調だったことで、米10年債利回りは4.4%を割る水準まで低下しており、ハイテク株などを中心に買いが広がると予想する。また、ハンセン指数は前日に終値で17日以来の安値を付けており、買い戻す動きも期待できそうだ。
ただ、中国の景気減速への警戒感は根強く、引き続き相場の重しとなりそうだ。また、29日にはベージュブックが公表されるほか、30日には中国の製造業購買担当景気指数(PMI)が発表される予定で、様子見ムードが広がる可能性もある。
【前日の振り返り】
週明け27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前営業日比0.30%安の3031.70ポイントだった。深セン成分指数は0.55%安の9785.57ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8288億200万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。前週末のNY市場で米10年債利回りの上昇を受けてハイテク株が売られたことが嫌気されたほか、中国の景気減速への警戒感が相場の重しとなった。一方、中国人民銀行(中央銀行)などが民間企業への財政支援強化を求める通知を発表したほか、2023年10月の工業企業(年間売上高2000万元以上の企業)の税引き前利益が前年同月比で3カ月連続プラス成長となったことなどが好感され、指数は後場にやや下げ幅を縮小したが、終値は今月3日以来、約3週間ぶり安値だった。セクター別では、不動産開発や不動産サービス、ゲーム、保険などが売られた半面、自動車部品や電子部品、汎用設備などが買われた。
A株市場では、ネット上で流布している電気自動車(EV)の値下げ販売説を否定し、11月限定の割引販売であると明らかにしたBYD(002594)が3%超下落。万科企業(000002)や保利発展控股集団(600048)も売られた。半面、重慶長安汽車(000625)や上海汽車集団(600104)が大きく買われたほか、春秋航空(601021)や中国国際航空(601111)も上げた。
上海B株指数は0.79%安の230.11ポイント、深センB株指数は0.61%高の1077.77ポイント。
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