【前日の振り返り】
23日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.99%高の17910.84ポイントだった。中国企業指数は1.58%高の6171.01ポイント。メインボードの売買代金は概算で977億4000万HKドル。
ハンセン指数は前場、人民元安を警戒する売りに押されて安く推移。後場に上げに転じ、終値は15日以来およそ1週間ぶりの高値圏だった。中国当局が不動産開発会社の資金繰り改善や、住宅ローン規制の緩和などの措置を講じていると伝わり、関連銘柄が買われて相場を押し上げた。朝方は安かった中国本土の株式相場が高く終えたことも投資家心理を支えたもよう。
【きょうの見通し】
24日の香港市場は方向感を欠く展開か。23日の米国は感謝祭の祝日で株式・債券市場は休場だったとあって、相場全体を動かす新たな手掛かりに乏しい。個別に材料が出た銘柄の売買が中心になると予想する。
前日はハンセン指数が終値ベースで1週間ぶりに高値を付けた後だけに、利益確定売りが出やすい。半面、中国当局が打ち出す不動産業支援策への期待が続いており、下値は堅そうだ。23日の欧州市場で主要株価指数が上昇したことも投資家心理を支えるだろう。
業績を手掛かりとする個別物色は引き続き活発となるだろう。23日大引け後に、ハンセン指数構成銘柄の周大福珠宝(01929)が2023年7-9月期決算を発表した。
【前日の振り返り】
23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.60%高の3061.86ポイントだった。深セン成分指数は0.78%高の9933.02ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8242億400万元だった。
上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はプラス圏に浮上し、後場に上げ幅を拡大した。中国当局による景気テコ入れ策の強化への期待が地合いを支えた。前日に終値ベースで今月10日以来、1週間超ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが次第に優勢となり、指数はこの日の高値圏で引けた。
セクター別では、自動車サービスが全面高。自動車、自動車部品、製薬なども高い。半面、文化・メディア、教育、ゲームなどが売られた。
A株市場では、自動車メーカーの重慶長安汽車(000625)、上海汽車集団(600104)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)、安徽中鼎密封件(000887)、浙江世宝(002703)の上昇が目立った。中国当局が融資に適した不動産開発業者50社のリストを起草しているとの報道が引き続き好感され、不動産株の保利発展控股集団(600048)、招商局蛇口工業区控股(001979)、万科企業(000002)が買われた。半面、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)、証券株の華泰証券(601688)、食品メーカーの洽洽食品(002557)、小売チェーン運営の永輝超市(601933)などが軟調だった。
上海B株指数は0.47%高の232.48ポイント、深センB株指数は0.55%高の1083.47ポイント。
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