【前日の振り返り】
週明け20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.86%高の17778.07ポイントだった。中国企業指数は2.16%高の6103.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で1063億6000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に上げ幅を拡大。米長期金利の低下を背景にリスク選好ムードが高まり、幅広いセクターで買いが優勢となった。人民元の対米ドル相場の上昇と中国本土市場の株高も地合いの改善につながった。もっとも、中盤以降は上値が伸び悩んだ。米金融政策の動向を見極める上で注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が21日に公表されるとあって、投資家が積極的な売買を手控える姿勢を強めたもよう。
【きょうの見通し】
21日の香港市場は堅調か。米長期金利の低下を受けて香港市場でもハイテク株などを中心に買いが広がりそうだ。米10年債利回りは先週末の4.441%から4.426%に低下。午後に実施された米20年債入札が好調な結果となったことで債券買いが強まった。ただ、米金融政策の動向を見極める上で注目のFOMC議事録が日本時間22日未明に発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなりそうだ。
一方、中国当局は不動産業界を支援するため、融資対象となる不動産デベロッパーのリスト作成を進めていると外電が報じた。リストには龍湖集団(00960)や万科企業(02202/000002)、新城発展(01030)など50社が含まれるとみられており、支援が期待される企業などを中心に個別物色の動きが強まる可能性もある。
【前日の振り返り】
週明け20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.46%高の3068.32ポイントだった。深セン成分指数は0.43%高の10022.70ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9273億4200万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後にマイナス圏に沈んだが、下値の堅さを確認すると前場終盤に再びプラス圏へ浮上。中国当局による景気テコ入れ策の強化への期待が相場を支えたもよう。中国人民銀行(中央銀行)などが17日に開いた金融機関との座談会で、不動産企業が資本市場を通じた資金調達を支援するよう求めたほか、新規国債を1兆元増発する政策について、中国国家発展改革委員会などが追加発行で得た資金を投入する各地方のプロジェクトを選定する仕組みを整えたと伝わった。もっとも、上値の重さが目立ち、後場はおおむね3060ポイント台後半でもみ合った。
セクター別では、電機が全面高。汎用・専用設備、通信設備、造船なども高い。半面、貴金属が全面安となったほか、証券、宝飾品などが下げた。
A株市場では、漢方約の華潤三九医薬(000999)教育関連の中公教育科技(002607)、豚肉関連の牧原食品(002714)が高い。企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、航空株の春秋航空(601021)も買われた。半面、前週末にストップ高を付けた商用車メーカーの江鈴汽車(000550)が大幅に反落したほか、テクノロジー株の歌爾(002241)、立訊精密工業(002475)、富士康工業互聯網(601138)や、非鉄金属の中国アルミ(601600)、紫金鉱業集団(601899)も売られた。
上海B株指数は0.35%高の232.97ポイント、深センB株指数は0.11%高の1080.85ポイント。
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