【前日の振り返り】
31日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前日比1.69%安の17112.48ポイントだった。中国企業指数は1.65%安の5861.74ポイント。メインボードの売買代金は概算で846億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付くと、前引けにかけて下げ幅を拡大した。中国の景況感の悪化が嫌気された。寄り付きとほぼ同時に発表された10月の中国製造業PMIは49.5と市場コンセンサス予想から下振れ。前月比で0.7ポイント低下し、好不況の分かれ目となる50を割り込んだ。もっとも今週はFOMC結果公表、米10月雇用統計の発表など注目イベントが続くことから、後場はおおむね17100ポイント付近でもみ合った。
【きょうの見通し】
1日の香港市場は方向感に乏しい相場か。FOMCの後にパウエルFRB議長が開く会見から、今後の米金融政策の姿勢を見極めようと様子見気分が広がりそうだ。イスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突が拡大していると伝わる中、中東の地政学リスクも引き続き警戒されるだろう。半面、前日に米原油先物相場が下落したことで、原油高による景気悪化懸念が後退すれば、地合いの改善につながる。
前日のハンセン指数は3日ぶりに反落した。同日朝方に中国国家統計局が発表した10月の製造業PMIが2カ月ぶりに景況感の境目である50を下回り、投資家心理が悪化した。もっともハンセン指数は心理的節目の17000ポイントに近い水準では下げ渋っており、きょうもこの水準が下値支持線として意識されると予想する。きょう午前には英IHSマークイットが10月の財新中国製造業PMIを発表する。
【前日の振り返り】
31日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに小幅に反落。終値は前日比0.09%安の3018.77ポイントだった。深セン成分指数は0.65%安の9863.80ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9183億2100万元だった。
上海総合指数はほぼマイナス圏で推移した。10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.5となり、市場コンセンサス予想(50.2)を下回ったことが嫌気されたほか、指数は前日まで5日続伸し、18日以来の高値を付けた後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。指数は終盤に下げ幅を縮小したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが強まった。セクター別では、自動車や自動車部品、電機などが売られた半面、不動産サービスや石炭、バイオなどが買われた。
A株市場では、江鈴汽車(000550)や武漢光迅科技(002281)の下落が目立ったほか、隆基緑能科技(601012)や三一重工(600031)も売られた。半面、三七互娯網絡科技集団(002555)や巨人網絡集団(002558)、春秋航空(601021)、華泰証券(601688)などが買われた。
上海B株指数は0.15%安の230.02ポイント、深センB株指数は0.69%安の1055.29ポイント。
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