【前日の振り返り】
30日の日経平均は大幅反落。終値は294円安の30696円。先週末の米国では3指数がまちまちとなったが、ダウ平均の大幅安が嫌気され、寄り付きから300円を超える下落となった。場中は下げ幅を400円超に広げて30500円台に入ると押し目買いが入って下げ渋った。後場に入っても基調に大きな変化はなかったが、13時台半ばに下を試しに行ったところで30500円は割り込まなかったことから、14時以降はじりじりと値を戻した。大幅安ではあったが、後場の高値圏で取引を終了した。
【きょうの見通し】
東京市場は乱高下か。米国株は上昇。本日の日本経済新聞では一面で、日銀が長短金利操作の再修正を議論すると報じている。1%を超える長期金利の上昇を容認する案が有力とのこと。ドル円は足元では149円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて100円安の30600円、ドル建てが75円安の30625円で取引を終えた。
米国株の大幅高を好感する買いと、国内金利の上昇や円高進行を警戒する売りが交錯し、不安定な展開が想定される。金融株には金利上昇を期待した買いが入りやすい一方、半導体株などグロース株の初動の反応は売りとなるだろう。前場は様子見、金融政策を確認して振れ幅が大きくなるも、引け後の植田総裁会見を前に、極端な動きは修正されるというのが大まかなイメージ。事前に観測が出た分、初動が抑えられて結果発表後の動きは良くなる可能性の方が高いとみる。ただ、出てくる内容が観測以上にタカ派的であったり、グロース株に対する売り反応がかなり強くなった場合には、金融株だけが買われて全体としてはリスクオフ色が強まる展開も想定しておく必要がある。日経平均の予想レンジは30000円-31100円。
【前日の振り返り】
30日の米国株は大幅反発。前週まで主要3指数が大幅続落し、売られ過ぎが意識される中、原油相場が下落したことや、週内にFOMC結果公表、米10月雇用統計、アップルの決算発表など重要イベントを控えて買い戻しが優勢となった。
先週後半の3日間で723ドル下落したダウ平均は511.37ドル高(+1.58%)で終了。一日の上昇率は6月2日以来の大きさとなった。先週金曜に高値から10%超下落し、「調整相場」入りとなったS&P500も1.20%高で終了し、ともに4日ぶりに大幅反発した。先週水曜日に「調整相場」入りしたナスダック総合も1.16%高と2日続伸した。
中東情勢の緊迫化が続いたものの、NY原油先物は3.78%安と大幅反落。投資家の不安心理を示すVIX指数は19.75ポイントと先週末比1.52ポイント低下。4日ぶりに20ポイントを下回った。
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