【前日の振り返り】
25日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.55%高の17085.33ポイントだった。中国企業指数は0.94%高の5853.97ポイント。メインボードの売買代金は概算で954億7000万HKドル。
ハンセン指数は前日比3%近く上昇して寄り付き、前日割り込んでいた心理的節目の17000ポイントを回復。米長期金利の低下を背景に前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、ハイテク株を中心に買い戻しが膨らんだ。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が24日、新規国債を1兆元増発して被災地の復興に充てる計画を承認したことも、地合いの改善につながった。ただ、香港の李家超(ジョン・リー)行政長官による施政報告が始まった日本時間正午から上げ幅を次第に縮小し、終盤には前日終値に迫る場面があった。
【きょうの見通し】
26日の香港市場は反落して始まるか。米長期金利の上昇を背景に前日のNY市場でハイテク株が売られたことで、香港市場でも米金融引き締めが長引くとみた売りが先行するだろう。25日のNY債券市場で、長期金利の指標となる米10年物国債利回りは前日の4.84%から4.96%台に上昇。米9月新築住宅販売件数が予想を上回ったことや、5年債入札が低調だったことが債券の売り材料となった。
一方、四半期決算を手掛かりとする個別物色が相場を下支えする展開がありそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック(00386)、中国建設銀行(00939)、中国人寿保険(02628)が2023年7-9月期決算を発表する。
【前日の振り返り】
25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.40%高の2974.11ポイントだった。深セン成分指数は0.47%高の9528.31ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8737億7700万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移した。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が24日、新規国債を1兆元増発して被災地の復興に充てる計画を承認したことを受け、景気拡大につながるとの期待が買いを支えた。もっとも、心理的節目の3000ポイント付近の売り圧力が意識され、序盤に2990ポイントを超える水準で伸び悩むと、大引けにかけてもみ合いながら上げ幅を縮小した。
セクター別では、建設コンサルティング、教育が全面高。セメント・建材、建設・プラント、自動車、鉄鋼なども買われた。半面、証券、医療機器、医療サービス、太陽光発電設備などが下げた。
A株市場では、鉄鋼大手の宝山鋼鉄(600019)、自動車部品メーカーのウェイチャイ・パワー(000338)、セメントメーカーの安徽コンチセメント(600585)が大幅高。豚肉関連の牧原食品(002714)、三菱自動車との合弁を解消すると発表した広州汽車集団(601238)なども買われた。半面、石油メジャーのペトロチャイナ(601857)、シノペック(600028)、2023年1-9月期決算を発表した通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)、不動産関連の招商局蛇口工業区控股(001979)などが下落した。
上海B株指数は1.15%高の224.38ポイント、深センB株指数は1.71%高の1043.00ポイント。
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