【前日の振り返り】
連休明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。終値は前営業日比1.05%安の16991.53ポイントだった。中国企業指数は1.23%安の5799.38ポイント。メインボードの売買代金は概算で899億5000万HKドル。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移した。連休中の米中株安の流れを引き継ぎ、序盤に心理的節目の17000ポイントを割り込んだが、本土市場で上海総合指数が上昇に転じたことを受けて売り一巡後は下げ幅を縮小。ただ、上値の重さが目立ち、もみ合いながら再び下げ幅を広げると、結局は17000ポイントを下回って引けた。終値ベースで前週末に続き昨年11月10日以来、約11カ月半ぶり安値を更新。米国の金融引き締めの長期化、中東情勢の緊迫、米中対立の激化、中国経済の先行き不安などの懸念材料が引き続き地合いを圧迫した。
【きょうの見通し】
25日の香港市場は反発か。中国が国債を1兆元増発し、自然災害の被災地の復興に充てると伝わり、景気下支えにつながるとの期待から買いが入りそうだ。中国政府系ファンドの中央匯金投資(匯金)が4大国有銀行のA株買い増しに続き、上場投資信託(ETF)を買い入れたことも投資家心理を支えるだろう。
米長期金利の低下も支援材料。24日のNY債券市場で、米10年債利回りは前日の4.83%台から一時4.88%台に上昇したものの、4.81%台で終了。朝方発表された10月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値がともに前月から改善し、市場予想を上回ったことで売りが先行し、利回りを押し上げたが、2年債入札が堅調だったことなどで買い戻された。
【前日の振り返り】
24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。終値は前日比0.78%高の2962.24ポイントだった。深セン成分指数は0.61%高の9483.90ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7603億8400万元だった。
上海総合指数は前日終値付近でもみ合った後、プラス圏で推移した。指数は前日まで4営業日続落し、終値で昨年10月31日以来、約1年ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、「国家隊」と呼ばれる中国政府系資金が再びA株市場の買い支えに動き出したことも投資家心理を強気に傾けた。ただ、米国の金融引き締めの長期化や中東情勢の緊迫化などが警戒され、上値の重さが目立った。セクター別では、証券や不動産サービス、教育がほぼ全面高となったほか、繊維・アパレル、化学製品などが買われた。半面、自動車や銀行の一角が売られた。
A株市場では、浙江水晶光電科技(002273)や北方華創科技集団(002371)が買われたほか、寧波均勝電子(600699)なども高かった。半面、中興通訊(000063)や科大訊飛(002230)、大族激光科技産業集団(002008)が大きく売られたほか、グループ企業を中国当局が税務調査していることを受け、前日にストップ安を付けた富士康工業互聯網(601138)が大幅に続落した。
上海B株指数は1.29%高の221.83ポイント、深センB株指数は0.22%高の1025.48ポイント。
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