【前日の振り返り】
20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比0.72%安の17172.13ポイントだった。中国企業指数は0.89%安の5871.71ポイント。メインボードの売買代金は概算で827億7000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まった後、小幅ながら一時プラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かず、その後は大引けにかけて徐々に下げ幅を拡大した。米利上げサイクルの終了期待が後退したことで香港市場でも売りが広がったほか、23日は重陽節で休場となることもあって、連休を前に持ち高調整の動きも強まり、相場の重しとなった。指数は10月初旬に付けた直近安値を下抜き、終値ベースで昨年11月10日以来、約11カ月半ぶり安値を付けてこの日の取引を終えた。
【きょうの見通し】
連休明けの香港市場は軟調か。連休中の米中株安の流れを引き継ぎそうだ。NY市場でダウ平均は23日まで4営業日続落し、およそ5カ月ぶり安値で終えたほか、中国本土市場で上海総合指数も4営業日続落して昨年10月31日以来、およそ1年ぶり安値を付けた。米国の金融引き締めの長期化、中東情勢の緊迫、米中対立の激化、中国経済の先行き不安といった懸念材料が引き続き重荷となるだろう。23日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)がそろって香港終値を下回って引けた。
【前日の振り返り】
週明け23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比1.47%安の2939.29ポイントだった。深セン成分指数は1.51%安の9425.98ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7211億2000万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。米国の高金利による景気悪化が懸念されたほか、中東情勢の一段の緊迫化なども警戒され、相場の重しとなった。政府系メディアの『証券時報』が23日、「適時に不動産価格の規制を緩和し、市場の信頼を一層高める」とする論評記事を掲載したが、市場への影響は限定的だった。一方、決算などを材料に個別物色の動きが活発だった。指数は後場に入って下げ幅を拡大すると、終値は昨年10月31日以来、約1年ぶり安値を付けた。セクター別では、太陽光発電やバッテリー素材、教育、採掘、石油がほぼ全面安となるなど、ほぼ全セクターで売りが優勢だった。半面、軍需や自動車の一角が買われた。
A株市場では、台湾の鴻海科技集団傘下の電子設備メーカー、富士康工業互聯網(601138)がストップ安。鴻海科技集団傘下の富士康科技集団(フォックスコン)に対して中国本土の税務当局などが調査を実施しているとの報道が嫌気された。作業員が原材料倉庫で放尿したとの報道を受けて説明公告を発表した青島ビール(600600)は一時7%超下げた。半面、欧菲光集団(002456)が8%超上昇した。第3位株主が一部保有株を売却したが、向こう6か月は売却しないことを承諾したと発表した。
上海B株指数は1.82%安の219.01ポイント、深センB株指数は1.21%安の1023.27ポイント。
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