【前日の振り返り】
19日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比2.46%安の17295.89ポイントだった。中国企業指数は2.49%安の5924.23ポイント。メインボードの売買代金は概算で911億9000万HKドル。
ハンセン指数は、前日の米長期金利の上昇と米株安の流れを引き継いで安く始まり、下げ幅をじりじりと広げる展開。幅広いセクターが売りに押され、終値ベースで5日以来2週間ぶりの安値を付けた。原油先物相場が上昇していることもあって、インフレ圧力の高まりに伴う米金融引き締め長期化への警戒感が強まった。中国本土市場で上海総合指数が年初来安値を更新したことも、投資家心理を悪化させたもよう。
【きょうの見通し】
20日の香港市場は軟調か。19日のNY株式相場は主要3指数がそろって下落。新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数が予想より強い結果となったことに加え、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「インフレは依然高すぎる」などとして先行きの追加利上げの可能性を示唆したことで利上げサイクルの終了期待が後退した。
一方、ハンセン指数は前日に終値ベースで5日以来2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが入る可能性がある。ただ、香港市場は23日に重陽節で休場となることから、連休を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなりそうだ。なお、きょうは中国で10月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が発表される。
【前日の振り返り】
19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比1.74%安の3005.39ポイントだった。深セン成分指数は1.65%安の9655.09ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8126億8400万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、じりじりと下げ幅を拡大した。終値は昨年11月3日以来、約11カ月半ぶり安値を更新。中国当局が一連の緩和策を打ち出したのにも関わらず、不動産市場の低迷が続いていることが地合いを冷やした。国家統計局が午前中に発表した2023年9月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち、新築分譲住宅価格(保障性住宅を除く)が前月比で上昇したのは15都市にとどまり、前月から2都市減った。中東情勢を巡る緊張の高まり、米金融引き締めの長期化、ハイテク分野を巡る米中対立の激化などへの懸念も引き続き重荷となった。
セクター別では、採掘、保険、銀行が全面安。自動車、製薬なども安い。半面、半導体、電子化学品が買われた。
A株市場では、豚肉関連の牧原食品(002714)、鉄鋼メーカーの宝山鋼鉄(600019)、漢方薬の華潤三九医薬(000999)、コンテナ大手の中国国際コンテナ(000039)が急落。保険大手の中国人寿保険(601628)や、自動車関連のBYD(002594)、寧波均勝電子(600699)、華域汽車系統(600741)なども下げが目立った。半面、曙光信息産業(603019)、紫光国芯微電子(002049)などテクノロジー株の一角が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.66%安の223.50ポイント、深センB株指数は2.25%安の1046.37ポイント。
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