【前日の振り返り】
12日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続伸。終値は前日比1.93%高の18238.21ポイントだった。中国企業指数は2.19%高の6267.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で1011億1000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の18000ポイントを上回り、50日移動平均線付近の狭いレンジで推移。結局は同平均線を下回って終えたものの、終値は9月6日以来およそ5週間ぶりの高値圏だった。米長期金利の下落が続き、前日の米株式相場が上昇したことで投資家が運用リスクを取りやすくなった。また、「国家隊」と呼ばれる中国の政府系資金による株式買い支えが買い安心感につながったもよう。幅広いセクターが上昇する中、エネルギーが逆行安を演じた。
【きょうの見通し】
13日の香港市場は軟調か。前日のNY市場で主要3指数はそろって反落。注目された米9月消費者物価指数(CPI)がやや強い結果となって、インフレ長期化が懸念される中、米30年債入札が低調な結果となり、米国債利回りが一段と上昇したことが株式相場の重しとなった。
一方、ハンセン指数は前日まで6営業日続伸。心理的節目の18000ポイントを回復し、終値で9月6日以来およそ5週間ぶりの高値を付けた後とあって、週末を前に利益を確定する動きが強まりそうだ。なお、きょうは中国の物価統計や貿易統計が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。市場コンセンサス予想は、9月CPIが0.2%上昇、9月生産者物価指数(PPI)が2.4%下落。
【前日の振り返り】
12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.94%高の3107.90ポイントだった。深セン成分指数は0.83%高の10168.49ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8312億9700万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3100ポイントに乗せて寄り付いた後、前場は同節目を挟んだ一進一退の展開だったが、後場は上げ幅をやや拡大した。中国政府系資金が株式を買い支えるとの観測が好感された。中国工商銀行(601398)など中国4大国有銀行は11日大引け後、政府系ファンドの中央匯金投資が同日に上海市場でA株を追加取得したと発表。中央匯金投資は向こう6カ月間、4行の株式買い増しを続ける方針を示した。もっとも、9月の物価統計や貿易統計の発表を翌日に控え、上値を一段と買い上がる勢いは乏しかった。
セクター別では、バッテリー素材、自動車、保険、風力発電設備が全面高。半面、ゲーム、文化・メディア、インターネットサービスなどが下げた。
A株市場では、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)と教育サービス会社の中公教育科技(002607)がストップ高。23年1-9月期決算で純利益が前年同期比2倍超になる見通しを発表した白物家電大手の海信家電集団(000921)が約9%高。保険株の中国太平洋保険(601601)、中国人寿保険(601628)、新華人寿保険(601336)も上昇が目立った。半面、富士康工業互聯網(601138)、曙光信息産業(603019)、巨人網絡集団(002558)、広聯達科技(002410)、科大訊飛(002230)などテクノロジー株の一角が売られた。
上海B株指数は0.55%高の234.14ポイント、深センB株指数は0.09%高の1095.96ポイント。
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