【海外Market見通し】
本日の海外市場では、ユーロドルは様子見の動きとなっています。アジア時間は一時1.0528ドルまで下押す場面もみられましたが、昨日安値の1.0526ドルが目先の目処として意識されると1.0551ドルまで買い戻されました。市場参加者からは「9日の安値1.0520ドルや6日の安値1.0483ドル、3日の安値1.0448ドルがサポートレベル」との声も聞かれています。ドル円は「3日の高値150.16円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、17時にベイリーBOE総裁が講演します。18時に8月ユーロ圏鉱工業生産が発表されます。21時30分には9月米輸入物価指数が予定されています。22時にはハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演するほか、ラガルドECB総裁がパネルディスカッションに参加します。23時には10月米ミシガン大消費者態度指数速報値が明らかになります。翌1時30分にはカンリフBOE副総裁が講演します。また、G20財務大臣・中央銀行総裁会議が最終日を迎えるほか、週末14日にはNZ総選挙が実施されます。
【アジアMarket概況】
本日の東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなりました。NY市場で大幅な上昇となった後だけに、目先のポジション調整が中心。週末の実質ゴトー日とあって本邦実需勢の買いが観測されると一時149.83円と昨日高値まで値を上げる場面もみられましたが、150円の大台が近いことから市場では介入警戒感も強く、午後に入ってからは一時149.57円まで下押ししています。日経平均は安く寄付いた後、プラス圏を回復する場面もみられましたが、その後は再び戻り売りに押される展開に。結局、178.67円安で週末の取引を終えています。
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