【前日の振り返り】
14日の日経平均は大幅に3日続落。終値は610円安の27222円。米国株は3指数がまちまちとなったが、金融株に暴落銘柄が多かったことや円高が進行したことが嫌気されて、大幅安スタート。27500円を割り込み、寄り付きを高値に下げ幅を広げた。
金融株や自動車株が派手に下落し、前場のうちに27100円台に突入。700円超下げたところでいったん切り返したが、戻りは続かず後場に入ると売り直された。結局、前場の安値は割り込まなかったものの、600円を超える下落で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元134円20銭近辺と円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて310円高の27210円、ドル建てが385円高の27285円で取引を終えた。
米国株の大幅高を受けて、日本株も大きく水準を切り上げる展開を予想する。直近で大きく売られていた金融株や自動車株が上昇の先導役になるだろう。
米長期金利は上昇したが、ナスダックが2.1%高と強い動きを見せており、ハイテクグロース株にも資金が向かいやすい。ただ、米国株がこれで底を打ったかどうかはまだ判断しづらく、本日は2月小売売上高など米国の指標の発表が多いことから、高くなったところでは戻り売りも出てくると思われる。
日経平均は節目の27500円近辺では強弱感が交錯しそうだ。予想レンジは27350円-27650円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
14日の米国株は大幅高。足もとで大きく下落した地銀株に買い戻しが強まったほか、米2月消費者物価指数(CPI)がおおむね予想通りに鈍化し、金融引き締め長期化への過度な警戒感が和らいだことも追い風となった。
ダウ平均は336.26ドル高(+1.06%)と6日ぶりに反発。487ドル高まで上昇後、ロシアの戦闘機が米国のドローンを撃墜したというニュースを受けて一時マイナス圏まで反落したが、取引終盤に買い直された。S&P500も1.68%高と4日ぶりに反発し、ナスダック総合は2.14%高と大幅に2日続伸した。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。コミュニケーション、IT、金融が2%超上昇し、一般消費財、公益、素材、資本財も1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比2.79ポイント低下し、23.73ポイントで終了した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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