【前日の振り返り】
週明け13日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.95%高の19695.97ポイントだった。中国企業指数は2.24%高の6590.23ポイント。メインボードの売買代金は概算で1451億8000万HKドル。
ハンセン指数は前場に上げ幅を広げた。前週末発表の米2月雇用統計で失業率が予想以上に悪化し、平均賃金の伸びも予想を下回ったことで、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が後退。また、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕し、政策に期待する買いが改めて入ったもよう。ただ、上昇率が2%を超える水準では上値が重く、後場にやや上げ幅を縮小して終えた。
【きょうの見通し】
14日の香港市場は軟調か。米財務省と米連邦準備理事会(FRB)などが共同で声明を発表し、シリコンバレーバンク(SVB)の預金について預金保険の範囲外も含めて全額を保護すると異例の決定をしたことが好感され、ハンセン指数は前日に2%近く上昇したものの、仮想通貨業界のメインバンクの一つでもあるシグネチャー・バンクも経営破綻したことで金融不安が続いており、上値の重い展開が予想される。
また、中国では15日に小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など主要経済指標が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが広がる可能性もある。
【ハンセン指数】
【前日の振り返り】
週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.20%高の3268.70ポイントだった。深セン成分指数は0.55%高の11505.02ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8393億6000万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏で推移した。前週末まで5日続落し、終値ベースで2月17日以来、3週間ぶり安値を付けた後とあって、買い戻しが優勢。10日大引け後に発表された2月の金融統計でマネーサプライM2、融資増加額、社会融資総量がそろって市場予想を上回ったことが好感されたほか、政策期待も地合いを支えた。李強首相は13日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕後に開いた就任後初めての記者会見で、5%前後とした23年の国内総生産(GDP)成長率目標の達成にはマクロ政策面の支援が必要との見解を示した。指数は後場に入ると一段高となり、この日の高値圏で取引を終えた。
A株市場では、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)がストップ高となり、監視カメラ大手の浙江大華技術(002236)、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)、通信設備メーカーの中興通訊(000063)も大幅高。中国中鉄(601390)、中国聯合網絡通信(600050)、中国鉄建(601186)など大手国有企業を親会社に持つ社名が「中国」で始まる国有銘柄に買いが集まった。半面、広州汽車集団(601238)、重慶長安汽車(000625)、華域汽車系統(600741)、安徽中鼎密封件(000887)など自動車関連の下げが目立った。
上海B株指数は0.05%高の294.78ポイント、深センB株指数は0.66%安の1185.23ポイント。
【上海総合指数】
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