【前日の振り返り】
10日の日経平均は6日ぶり大幅反落。終値は479円安の28143円。米国では地銀株の暴落などが嫌気されて、ダウ平均が500ドルを超える下落。これを受けて、寄り付きから200円を超える下落となった。
前場終了直後に日銀が金融緩和の維持を発表。発表を受けて為替が円安に振れたこともあり、後場にはポジティブな影響が期待された。しかし、前引けから若干水準を切り上げて始まった後は、急失速して下を試しに行く展開。主力銘柄の大半が大きく崩れ、買えるものがない状況に陥った。戻り期待が後退したことで500円近く下げる場面もあり、安値圏で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ドル円は足元134円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて335円安の27525円、ドル建てが265円安の27595円で取引を終えた。
先週に浮上してきた米金融機関の混乱が深刻化しており、警戒売りに押されることになるだろう。破たんしたシリコンバレーバンクはスタートアップ企業との関係が深く、連鎖的な悪影響は限定的かもしれない。
ただ、きょうに関しては買いは手控えられる一方で、リスク回避の売りは急がれやすい。金融株にはかなり厳しい地合いが想定され、円高進行で売られる銘柄も多くなると見込まれる。日経平均はスタートから節目の28000円を割り込むことになりそう。ただ、25日線(27705円、10日時点)は一定のサポートとして期待できるとみており、まずは下を試しに行き、売り一巡後は同水準での一進一退が続くと予想する。
日経平均の予想レンジは27600円-27900円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
10日の米国株は大幅続落。米2月雇用統計で失業率が予想以上に悪化し、平均賃金の伸びも予想を下回ったことで3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ見通しが後退したものの、SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンク(SVB)が経営破綻し、事業を停止したことで金融株を中心にリスク回避の売りが強まった。
前日に543ドル安となったダウ平均は、167ドル高まで上昇する場面もあったが、終盤に471ドル安まで下落し、345.22ドル安(-1.07%)と4日続落して終了。終値は昨年10月26日以来の32000ドル割れとなった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.45%安、1.76%安と大幅に2日続落した。
センチメントは大きく悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は24.80ポイントと前日比2.19ポイント上昇し、昨年12月12日以来の高水準となった。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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