【前日の振り返り】
9日の日経平均は5日続伸。終値は178円高の28623円。米国株はまちまちで終えたが、S&P500やナスダックがプラスで終えたことを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。28600円台からスタートし、序盤では28700円台まで駆け上がった。高くなったところでは上値が抑えられ、早々に失速。しかし、28500円台に入ると改めての買いが入り、次第に28600円近辺でこう着感が強まった。
後場も目立った動意には乏しく、狭いレンジでのもみ合いに終始。終値では28600円を上回った。前場では弱かったマザーズ指数は、後場は堅調に推移してプラスで終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元136円10銭近辺で推移している。CME225先物(6月限)は円建てが大証日中終値と比べて370円安の28000円、ドル建てが300円安の28070円で取引を終えた。
米国株安を受けて売りに押される展開を予想する。米国で新たなリスクが浮上してきたことから、この影響を見極めたいとの見方が強まるだろう。
本日は米国で2月雇用統計の発表があることから、余計にリスク回避の動きが出てきやすい。国内では日銀会合の結果が発表される。こちらは緩和維持が濃厚だが、何らかの修正・変更が出てきた場合には、市場は売りで反応することになると思われる。米国株安を受けて水準を切り下げて始まるも、売り一巡後は下げ渋り、ノーサプライズの日銀会合を受けてやや戻す展開がメーンシナリオ。ただし、政策修正の可能性がゼロではないため、予想レンジは下に広く取る。
日経平均の予想レンジは28000円-28550円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
9日の米国株は大幅安。新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことを好感し上昇してスタートしたものの、増資を発表した地銀のSVBファイナンシャルが60%超暴落し、金融株が軒並み安となったほか、翌日の米2月雇用統計の発表を控えた警戒感の高まりも重しとなった。
ダウ平均は543.54ドル安(-1.66%)の32254.86ドルと大幅に3日続落。朝方に192ドル高まで上昇したものの、終盤に607ドル安まで下落した。S&P500も1.85%安の3918.32ポイントと反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.05%安の大幅反落となった。
SVBファイナンシャルの暴落を受け金融株はバンク・オブ・アメリカが6.20%安、ウェルズ・ファーゴが6.18%安、JPモルガン・チェースも5.41%安と軒並み大幅安。S&P500の業種別指数は、金融の4.10%安を筆頭に全11セクターが下落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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