【前日の振り返り】
2日の日経平均は3日ぶり小幅反落。終値は17円安の27498円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは小幅高。ただ、バリュー株が買われた一方でグロース株が売られており、前場では上げ幅を3桁に広げた後に急失速して下げ幅を3桁に広げるなど、値動きが不安定となった。
強弱感が入り交じりながらも前場を小幅安で終えると、後場は前日終値近辺でほとんど値幅が出なくなった。終盤にかけてはプラス圏に浮上する場面もあったが、小幅な下落で取引を終了。節目の27500円もわずかに下回った。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元136円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて185円高の27705円で取引を終えた。
米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。米国の長期金利は上昇しているが、これを受けてもナスダックが上昇したことで、足元で敬遠されていたグロース株が見直されるだろう。
ただ、ここからしばらくは次回FOMCの利上げ幅が0.25%か0.5%かで気を揉むことになりそうで、高くなったところではリスク回避の売りも出てくると思われる。
CME225先物からは寄り付きから大きく上昇する展開が見込まれるが、場中は一段と上値を追っていくというよりは、横ばいもしくは値を消す可能性の方が高いと考える。
日経平均の予想レンジは27550円-27750円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
2日の米国株は上昇。強い経済指標を受けて米国債利回りが上昇したことで軟調にスタートしたものの、決算や見通しが好感されたセールスフォースが急伸しダウ平均を押し上げたほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁が3月のFOMCで0.25%の利上げを強く支持すると発言したことで、大幅利上げへの警戒感が和らいだことも米国株の支援となった。
ダウ平均は上昇してスタートすると、終盤に421ドル高まで上昇幅を拡大し、341.73ドル高(+1.05%)と2日続伸して終了。S&P500は朝方に0.59%安まで下落したが、終盤に1.00%高まで上昇し、0.76%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.93%安まで下落後、0.73%高で終了した。
S&P500の11セクターは、金融、一般消費財の2セクターが下落した一方、公益、IT、不動産、生活必需品、素材、資本財、コミュニケーションなど9セクターが上昇した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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