【前日の振り返り】
1日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに大幅反発。終値は前日比4.21%高の20619.71ポイントだった。中国企業指数は5.06%高の6914.30ポイント。メインボードの売買代金は概算で1539億2000万HKドル。
ハンセン指数はじりじりと上げ幅を広げる展開。心理的節目の20000ポイントを序盤に上抜け、ほぼ全面高となった。前日は終値ベースで約2カ月ぶりの安値圏だったとあって、値ごろ感に注目した買いが入りやすい状況だった。寄り付き後に中国国家統計局と英マークイットがそれぞれ発表した2月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに市場予想を大きく上回ったことで、投資家心理が強気に傾いた。
【きょうの見通し】
2日の香港市場は反落か。1日のNY市場で米長期金利が上昇し、ハイテク・グロース株や高配当利回り株が下落した流れを引き継ぎそうだ。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化するとの見方が広がるなか、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4%を上回り、約4カ月ぶりの水準まで上昇した。1日発表の米2月ISM製造業購買担当者景気指数 (PMI)は47.7と市場予想の48.0を下回ったものの、同製造業価格指数が予想の45.1を上回る51.3となり、インフレ圧力の高まりを示した。
米国と中国の関係悪化懸念も相場の重荷となり得る。米連邦議会下院の外交委員会は1日、中国・字節跳動(バイトダンス)の動画共有アプリ「TikTok」について、米国内での一般利用を禁じる法案を可決した。
【ハンセン指数】
【前日の振り返り】
1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.00%高の3312.35ポイントだった。深セン成分指数は1.11%高の11914.32ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9189億2900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返し、上げ幅を拡大した。中国の景況感の改善を好感。寄り付きとほぼ同時に国家統計局が発表した2月の中国製造業PMIは52.6となり、前月から2.5ポイント上昇した。予想の50.6を大幅に上回り、12年4月以来およそ11年ぶりの高水準を更新。2月の財新中国製造業PMIも51.6と予想(50.2)を上振れし、22年6月以来、8カ月ぶりの高水準となった。指数は前場中盤に心理的節目の3300ポイントを回復し、終値ベースで2月21日に付けた年初来高値(3306.52ポイント)を上抜き、昨年7月11日以来およそ7カ月半ぶり高値を更新した。
A株市場では、通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)がストップ高を付けたほか、浙江大華技術(002236)、紫光(000938)、海能達通信(002583)が大幅高となるなど、「デジタル経済」関連株の上昇が目立った。半面、主力製品の値上げを手掛かりに前日に買われていた化学製品メーカーの万華化学集団(600309)が反落。家電メーカーの海信家電集団(000921)、海爾智家(600690)、九陽(002242)、免税店関連の王府井集団(600859)、中国旅遊集団中免(601888)も軟調だった。
上海B株指数は0.2%高の296.42ポイント、深センB株指数は0.36%高の1222.50ポイント。
【上海総合指数】
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