【前日の振り返り】
23日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比0.35%安の20351.35ポイントだった。中国企業指数は0.40%安の6859.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で1026億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退となり、方向感を欠いた。中国の全国人民代表大会(全人代)の開幕を3月5日に控えて政策期待が広がった半面、米長期金利の長期化懸念がくすぶった。前場は高くなる場面もあったが、後場はおおむね安く推移し、結局は終値ベースで1月3日以来の安値を3日連続で更新した。セクター別ではコングロマリットと金融、不動産・建設が下げた半面、医療・ヘルスケア、情報技術、必需消費財が上げた。
【きょうの見通し】
24日の香港市場は軟調か。23日のNY株式相場は上昇したが、23日に発表された18日までの1週間の新規失業保険申請件数が19.2万件と予想の20.0万件を下回る強い結果となったことで、利上げが長期化するとの見通しが一段と強まっており、引き続き相場の重しとなりそうだ。また、24日には1月の米個人消費支出・個人所得や1月の米新築住宅販売などが発表される予定で、様子見ムードが強まる可能性もある。
ただ、ハンセン指数は前日まで3日続落し、終値ベースで1月3日以来の安値を付けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。中国の全人代の開幕を3月5日に控えて政策期待も広がっている。一方、きょうは大引け後にハンセン指数構成銘柄の定期見直し結果が公表される予定。
【ハンセン指数】
【前日の振り返り】
23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.11%安の3287.48ポイントだった。深セン成分指数は0.13%安の11884.30ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8072億4900万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。全国人民代表大会の開幕を3月5日に控え、政策期待が投資家心理を支え、前場は総じてプラス圏で推移し、心理的節目の3300ポイントに乗せる場面もあった。ただ、上値の重さが意識されると、後場はマイナス圏に沈んだ。指数が約7カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、足元で買われていた銘柄に利益確定売りが出た。米金融引き締めの長期化懸念や、ウクライナ問題などを巡る米中対立への警戒感も重荷となった。
A株市場では、ITサービス業者の紫光(000938)、IT機器メーカーの曙光信息産業(603019)、音声認識技術大手の科大訊飛(002230)、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)、奥飛娯楽(002292)など「ChatGPT」テーマで買われていた銘柄の下げが目立った。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)が続落した。バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、大手旅行代理店の中青旅控股(600138)も軟調。半面、電子機器受託製造サービスの立訊精密工業(002475)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)、家電大手の珠海格力電器(000651)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環半導体(002129)などが買われた。
上海B株指数は0.03%安の298.85ポイント、深センB株指数は0.62%安の1228.24ポイント。
【上海総合指数】
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