【前日の振り返り】
17日の日経平均は反落。終値は183円安の27513円。市場予想を上回る米1月生産者物価指数(PPI)などを受けて米国株が大幅安となったことから、200円超下げて始まった。
寄り付き直後に安値をつけ、すぐに切り返して戻りを試しにいったが、下げ幅を2桁に縮めて27600円台に乗せたところでは押し戻された。再び下げ幅を広げた後は27500円近辺でのもみ合いが長く続いたが、終値では27500円を上回った。
【きょうの見通し】
東京市場は小動きか。先週末の米国株はまちまち。ドル円は足元134円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円高の27505円、ドル建てが50円高の27510円で取引を終えた。
目新しい材料には乏しく、米国株は3指数の方向性がそろわなかった。下落したS&P500とナスダックも高値圏で終えており、日本株は強弱感が定まらないとみる。朝から北朝鮮がミサイルの可能性があるものを複数発射したとのニュースが流れており、上値は重いだろう。
しかし、日経平均は27500円より下では押し目買いが入りやすく、円安も日本株をサポートする。本日の米国はワシントン誕生記念日で休場。あすも手がかり難となりそうな中、27500円近辺でのもみ合いが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは27350円-27650円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
17日の米国株は高安まちまち。米10年債利回りが一時、昨年11月以来の水準まで上昇したことや、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事が利上げの継続が必要と発言したことで株式に売りが強まったが、終盤はヘルスケアなどのディフェンシブ株を中心に買い戻された。
ダウ平均は朝方に179ドル安まで下落したものの、129.84ドル高(+0.39%)と反発して終了。ユナイテッドヘルス、アムジェンが2%超上昇し、指数を押し上げた。S&P500は1.04%安まで下落後、0.28%安と下落幅を縮小し、ナスダック総合も1.54%安まで下落後、0.58%安で終了した。
米10年債利回りは前日の3.84%台から一時3.929%まで上昇(価格は下落)したが、その後は3連休を前に買い戻され3.81%台で終了した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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