【前日の振り返り】
13日の日経平均は大幅反落。終値は243円安の27427円。米長期金利が上昇してナスダックが下げたこと、先週引け後に次期日銀総裁が植田和男氏で固まったとのニュースを材料に円高や先物安が進む場面があったことなどから、売りに押される展開。寄り付きから3桁の下落となり、前場では一時下げ幅を400円超に広げた。東京エレクトロン<8035.T>など指数寄与度の大きい銘柄の一角が弱く、特にグロース株を敬遠する流れが強まった。27200円台では切り返し、前引けにかけてはやや下げ幅を縮小。後場は戻りに一服感が出てくる中で売り買い自体が手控えられ、27400円近辺での小動きが続いた。
新興銘柄が弱く、マザーズ指数とグロースコア指数がそろって2%を超える下落となった。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元132円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて260円高の27700円、ドル建てが275円高の27715円で取引を終えた。
米国株がCPIを確認する前に大きく上げてきたことから、これに連れ高する展開を予想する。
日経平均はきのう大きめの下げとなった分、反発力も大きくなるだろう。日本株にとっては、ドル円が円安に傾斜していることも押し目買いを誘う材料となる。米国の10年債利回りは低下しており、日銀新体制に対する警戒感が後退している可能性がある。CME225先物からは寄り付きから大幅高が見込まれるだけに、下値不安が後退することで、場中もしっかりとした動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは27550円-27800円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
13日の米国株は上昇。翌日に注目の米1月消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、ニューヨーク連銀が発表した3年後のインフレ予想が前回から0.3%ポイント低下の2.7%となり、米10年債利回りが低下したことでハイテク株を中心に買い戻しが強まった。
ダウ平均は小幅高でスタートすると、終盤に380ドル高まで上昇し、376.66ドル高(+1.11%)と2営業日続伸して終了。S&P500も終盤に上昇幅を拡大し、1.14%高と続伸した。先週に2.41%安と6週ぶりに反落したナスダック総合も1.48%高と4営業日ぶりに反発した。
S&P500の11セクターは、エネルギー(-0.61%)を除く10セクターが上昇。IT、一般消費財、生活必需品、金融、コミュニケーションが1%超上昇した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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