【前日の振り返り】
週明け13日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.12%安の21164.42ポイントだった。中国企業指数は0.26%高の7144.45ポイント。メインボードの売買代金は概算で1120億7000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の22000ポイントを割りこんだ。米連邦準備理事会(FRB)が利上げ停止や利下げ転換を先延ばしするとの観測が広がり、序盤は幅広いセクターで売りが先行した。しかし、中国の金融緩和拡大と景気持ち直しへの期待が根強いなか、ハンセン指数は次第に下げ幅を縮小。終盤には一時プラス圏に浮上する場面があった。安く始まった中国本土相場が上げに転じたことで、香港の投資家も運用リスクを取りやすくなったもよう。
【きょうの見通し】
14日の香港市場は米株高の流れを引き継ぎ堅調か。13日のNY市場でダウ平均は約1カ月ぶり高値を付け、ナスダック総合指数は反発した。注目の米1月CPIの発表を今夜に控え、ニューヨーク連銀が発表した3年後のインフレ予想が前回から0.3ポイント低下の2.7%となり、インフレ鈍化への期待が高まった。予想通りの鈍化となれば、早期の利上げ停止期待が再び高まることが期待される。
一方、為替市場では米ドル高・香港ドル安が進み、香港市場からの資金流出への懸念が重荷になりそうだ。香港ドルがペッグ制の変動幅の下限に接近したため、香港金融管理局(HKMA)は14日の米国取引時間に42億2300万HKドル規模の香港ドル買い・米ドル売りを実施した。香港ドル買い介入は昨年11月以来で、今年に入ってからは初めて。
【ハンセン指数】
【前日の振り返り】
週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.72%高の3284.16ポイントだった。深セン成分指数は1.14%高の12113.61ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9791億4300万元だった。
上海総合指数は続落して始まった後、ほどなくプラス圏に浮上すると、その後は堅調に推移した。中国の景気回復への期待が引き続き相場の支えとなったほか、中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表した金融統計で融資増加額が市場予想を上回ったことも投資家心理を強気に傾けた。指数は結局、2日以来、1週間超ぶりの高値でこの日の取引を終えた。セクター別では、観光・ホテルや航空・空港運営が全面高となったほか、建設機械や酒造など幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、銀行や海運、海運・港湾が軟調だった。
A株市場では、大株主が買い増しを行ったと発表した貴州茅台酒(600519)が2%超上昇したほか、中国当局が山東半島沖の上空に出現した正体不明の飛行物体の撃墜を準備しているとの報道を受け、中国船舶重工集団海洋防務信息対抗(600764)や国睿科技(600562)など軍需関連も高かった。三一重工(600031)や紫光(000938)の上昇も目立った。半面、実質支配株主で会長の鄭永剛氏が突発的な心臓疾患により10日に死去したと発表した寧波杉杉(600884)が3%超下落。紫光国芯微電子(002049)や保利発展控股集団(600048)も安かった。
上海B株指数は0.46%高の296.87ポイント、深センB株指数は0.91%高の1241.35ポイント。
【上海総合指数】
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