円安が進行
ドル円はじり高。1ドル=156.38円からスタートすると、月曜日のロンドン時間に157円丁度を突破、その後は財務相より円安牽制発言が伝わる中でも底堅く推移した。火曜日のクリスマスイブ、水曜日のクリスマスを小動きで通過すると、木曜日のNY時間に158.10円を記録。週末にかけては157.35円まで下押す場面もあったが、投機の円売りが強く157.84円まで値を戻してクローズ。
ユーロは概ね横ばい。1ユーロ=1.0431ドルからスタートすると、週初は米長期金利の上昇につれてドル買いが優勢、ユーロは1.0383まで下落。その後、火曜日のクリスマスイブ、水曜日のクリスマスを小動きで通過すると木曜日に発表された米国失業保険継続受給者数が事前予想を上回る191万人となり米長期金利が低下、ドルは小幅に売られ、ユーロは反発、1.0425まで値を戻して週末を迎えた。
小幅にドル高、人民元安。1ドル=7.2925人民元からスタートすると、週初は米長期金利の上昇につれてドル買いが優勢で7.3136まで上値を伸ばした。その後はクリスマス休暇を挟んで小動きが続いたが、週末にかけては米国失業保険継続受給者数が事前予想を上回る結果となったことをうけてドル売りが進み7.3007で週末を迎えている。
ドル買いが優勢(123/196ヵ国)
クロス円は通貨によってまちまちの動き
※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています
ドルは引き続き底堅い推移が継続するか!?
日本円、ユーロ、人民元はそれぞれ個別の要因で動き始めており、個別事情を勘案して方向感を掴んでいく必要がありそうだ。
年末年始であり、それぞれの投資行動に大きな変化が表れやすいタイミングでもある。決めつけず、全体感を把握するための1週間としても良さそうだ。
想定レンジ:156.20~159.50
日本の長期金利がじわりと上昇してきているため、下押す局面もあるだろう。投機の円売りと日本の長期金利上昇をうけた円の買い戻し、どちらが強いかを図る時間帯となる。
想定レンジ:EUR/USD 1.0300~1.0550
積極的なユーロ買いは入りづらいだろうが、ユーロ圏の一部の指標には持ち直しの動きが見られている。クリスマス休暇を挟んで下げ止まりの動きもみられており、ある程度、拮抗するのではないだろうか。
想定レンジ:USD/CNH 7.25~7.40
ドルが堅調に推移していることもあり、且つ人民元を積極的に買う材料がないので、引き続きドル高、人民元安方向で見ておくのが無難だろう。
30日
ロシア祝日
19:00 日本外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
23:45 米国12月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米国11月住宅販売保留指数
31日
ロシア、スウェーデン、日本、スイス、ドイツ祝日
10:30 中国12月製造業PMI
23:00 米国10月住宅価格指数
23:00 米国10月ケース・シラー米住宅価格指数
1日
日米欧祝日
2日
ロシア、ニュージーランド、日本、スイス祝日
10:45 中国12月Caixin製造業PMI
16:00 英国12月ネーションワイド住宅価格
17:50 フランス12月製造業PMI(改定値)
17:55 ドイツ12月製造業PMI(改定値)
18:00 ユーロ圏12月製造業PMI(改定値)
18:30 英国12月製造業PMI(改定値)
21:00 米国前々週分MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:00 米国前週分MBA住宅ローン申請指数(前週比)
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:45 米国12月製造業PMI(改定値)
24:00 米国11月建設支出
3日
ロシア、日本祝日
16:00 トルコ12月CPI
17:55 ドイツ12月失業者数
17:55 ドイツ12月失業率
18:30 英国11月消費者信用残高
18:30 英国11月マネーサプライM424:00 米国12月ISM製造業景況指数
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