エヌビディアの決算を受けて日米株価指数が上昇、ドル円は底堅く推移
昨日の東京早朝を150円丁度で迎えると、午前、午後でそれぞれ149.90円まで下落する時間帯もみられたが、同レベルでは買いが優勢で底堅く推移。
ロンドン時間は10銭ほど値を切り上げ、150.10円を中心とした値動き。ロンドン午後に再び150円を割り込む時間帯もあったが、滞在時間は短く小幅に下値を切り上げる展開となった。
NY時間に入ると、米長期金利が4.30%を超えて上昇、ドル円は連れ高となり150.30円を記録。午後に発表されたFOMC議事要旨においては大部分の当局者が時期尚早な利下げに懸念を表明していたことが判明、これを受けてドル高が進行し、ドル円は一時150.39円まで上昇。
その後はエヌビディアの決算を横目に穏やかな推移が継続、150.29円でNYクローズ。
17:15 フランス2月PMI
17:30 ドイツ2月PMI
18:00 ユーロ圏2月PMI
21:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 カナダ12月小売売上高
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:45 米国2月PMI
24:00 米国1月中古住宅販売件数
①米長期金利(米国10年債)がストップを巻き込み一段と上昇するか?直近の米長期金利は4.33%レベルで何度か上昇を止められており、ここを超えると上昇の勢いが加速する可能性が高い。注目のレベルに位置している。
②NY時間に発表となる米国2月PMIに注目。直近の一部の米国経済指標には弱さも見られており、景況感を図る目的でしっかり見ておきたい。
③日経平均株価は過去最高値を更新するか?エヌビディアの強い決算を受けて過去最高値(38,915円)の更新が急速に近づいてきた。最高値近辺で荒い値動きとなる可能性も高く、警戒しておきたい。日本株の上昇は円安、下落は円高と連動しやすい。
ドル円は引き続き149.50~150.80円のレンジ内に位置している。
昨日は下値を切り上げており、且つ長めの時間軸でみると上昇の傾向が続いていることから、チャートだけ見れば上向きに見ておくのが無難だろう。
反対にNY時間の指標が弱く149.50円割れとなる場合には警戒を強めておきたいところ。
レジスタンス:150.80円
サポート:149.50円
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