9日の日経平均株価は前日比+34.14円、+0.09%の大幅上昇となる36,897.42円でクローズ。
8日のNY株式市場は落ち着いた値動きで、主要株価指数が小幅に上伸。
9日の日経平均株価は前日終値より52円高い36,915円で寄り付き。NY株式市場の流れを引き継ぎ序盤は買いが優勢、東京株式市場オープンからほどなくして節目の37,000円を突破すると、強い買いが見られ1時間足らずで37,287円まで上昇した。
その後は利食い売りが優勢で、37,200円台の滞在時間は短く、次第に37,100円台も上値が抑えられ、後場は37,000円を中心とした値動き。週末でもあり引けにかけて売りが加速すると、36,897円まで値を下げて引けた。
業種別では電気機器や医薬品がプラスを牽引する一方、自動車や化学が指数全体を押し下げた。
個別に見ると、傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングス株価が好調なソフトバンクGに強い買いが見られている。
なお12日月曜日、日本祝日の日経平均先物は大幅に上昇、37,590円まで上昇したのち、37,470円付近でNY午後の取引を終えており、今朝の東京株式市場では寄り付きは上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
12日の米国株式市場は指数によってまちまちの動き。
前営業日の9日(金曜日)は米国2023年CPI年次改定で、12月の伸び率が前月比+0.2%と従来発表より0.1ポイント低下していたことから、ドル安、米株高の流れで、S&P500指数は5,027ドルまで0.57%上昇。
12日のS&P 500指数は前日終値と同水準となる5,027ドルで寄り付き。
高値更新の機運から寄り付きとともに買いが強く、午前中に5,048ドルまで上昇。しかし午後に入ると利食い売りが優勢で、5,017ドルまで値を下げたのち、5,022ドルと前日比▲0.10%で引けた。
特段注目度の高い指標の発表はなく、先週末における株価指数のばらつきを調整したような値動きで、特に引けにかけてはNASDAQ100が勢いを伴って売られている。
なおエヌビディア(NVDA)の時価総額が一時、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の時価総額を上回り、時価総額で4番目に大きい米国企業となった。
セクター別では「IT」が弱い一方で、エネルギーや公益事業、素材などが堅調な推移を見せた。
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