【前日の振り返り】
27日の日経平均は大幅に4日続伸。終値は375円高の33681円。クリスマス休場明けの米国株が強い動きとなったことを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。主力銘柄が全般強く、幅広い銘柄に買いが入ったことから、早々に上げ幅を400円超に広げて33700円台に乗せた。年初来高値(33753.33円、7/3)を上回ったところで買いが一巡すると、そこからは上値が伸びなかった。ただ、失速することもなく、後場に入ってからも堅調に推移。年初来高値は更新できなかったものの、300円を超える上昇で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は上昇。米金利低下を受けて為替はドル安・円高に振れており、ドル円は足元141円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて150円安の33450円、ドル建てが105円安の33495円で取引を終えた。
米国株は3指数とも上昇したが、最も動きが良かったダウ平均でも0.3%高と小動きにとどまった。日本株は円高が警戒材料となって売りに押されると予想する。
ここまで比較的落ち着いていたドル円が円高に傾斜したことで、年末年始に為替のボラティリティが大きくなることへの警戒は高まる。米金利低下と円高が進行する局面では、自動車株や金融株にネガティブな影響が想定される。
日経平均はきのう大幅高となりながら、今回も年初来高値を更新できなかった。きょうは楽観に傾いた反動が大きく出てくるだろう。
日経平均の予想レンジは33200円-33600円。
【前日の振り返り】
27日の米国株は続伸。年内最終週で薄商いとなったが、早期利下げ転換期待や米10年債利回りの低下が引き続き支援となった。
ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、111.19ドル高(+0.30%)と2日続伸して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.14%高、0.16%高と4日続伸した。ダウ平均は4営業日ぶりに史上最高値を更新し、終値でも5営業日ぶりに最高値を更新。S&P500は終値の最高値まで0.31%に迫り、ナスダック市場に上場する金融株を除く大型株で構成されるナスダック100指数は2日連続で史上最高値を更新した。
S&P500の11セクターはヘルスケア、不動産、生活必需品、一般消費財など8セクターが上昇し、エネルギー、コミュニケーション、公益の3セクターが下落した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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