【前日の振り返り】
15日の日経平均は反落。終値は100円安の27501円。米国株は市場予想を上回る1月CPIを受けて3指数がまちまちで終えたが、ナスダックの上昇やドル高・円安の進行を手がかりに買いが先行。開始直後には上げ幅を3桁に広げた。しかし、すぐに天井をつけて失速。ナスダック高を受けても主力グロース株の動きがさえず、追随買いが入らなかった。
前場中ごろからは失速感が強まり、マイナス転換から下げ幅を3桁に拡大。節目の27500円を割り込んだ。一方、後場は売り圧力が和らいだことで小動きが続き、終値では27500円を上回った。
【きょうの見通し】
東京市場はしっかりか。米国株は上昇。強い経済指標を受けてドル高・円安が進んでおり、ドル円は足元134円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて180円高の27620円、ドル建てが195円高の27635円で取引を終えた。
米主要3指数がプラスで終えたことから、売りは手控えられるだろう。円安も日本株のサポート要因となる。ただ、米国では今月に入って出てくる経済指標が強く、長期金利が上昇傾向にある。ダウ平均は上昇したといっても横ばい程度で、日本株も強い上昇は期待しづらい。
最近の日経平均は27500円を下回ると買いが入る一方で、これより上では上値が重くなってくる。CME225先物に寄せて強めに始まった後の動意は限られ、場中はもみ合いが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは27450円-27750円
【日経平均株価】
【前日の振り返り】
15日の米国株は上昇。米1月小売売上高が予想以上に強い結果となったことで、利上げの長期化懸念から軟調にスタートしたが、しだいに買いが優勢となった。やや強い結果となった前日の米1月消費者物価指数(CPI)に続いて、この日発表された米1月小売売上高も前月比+3.0%と予想の+1.8%を上回った。
ダウ平均は朝方に256ドル安まで下落したものの、38.78ドル高(+0.11%)と小幅ながらプラス圏で終了。S&P500も0.78%安まで下落後、0.28%高で終了し、ともに反発した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.70%安まで下落後、0.92%高で終了し、3日続伸となった。
S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケアを除く9セクターが上昇。コミュニケーション、一般消費財が1%超上昇し、公益、資本財も0.6%超上昇した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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