9日は日米株価指数CFDが下落、ドル円の上昇が一服。
東京早朝を158.36円で迎えると、日経平均株価が寄り付きからじり安の展開となったことでドル円は連れ安、午後1時過ぎに157.76円まで下落した。その後は日経平均株価に買い戻しの動きが広がったことをうけて、ロンドン時間にかけては158.20円台まで買い戻された。
なお東京時間に発表された11月の毎月勤労統計調査は現金給与総額が前年比+3.0%と上昇、ただし実質賃金は▲0.3%であることが示された。また発表された中国12月CPIは前年同月比+0.1%、PPIは▲2.3%と物価上昇圧力の弱さが目立つ内容だった。
ロンドン時間は米長期金利の低下に連れて、ドル円は連れ安、一時157.58円の当日安値を記録した。なお英ポンドが対ドルで売られ、2023年後半以来の安値となる1.2238を記録。英国の財政見通しに対する信頼が悪化する中、同国の10年国債利回りは一時4.92%の高水準に達している。
NY時間はカーター元大統領、喪服の日として株式市場が休場となるなかドル円は買い戻しが優勢、158.13円まで値を戻してNYクローズを迎えている。
なおFRBのボウマン理事、米ボストン連銀のコリンズ総裁、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁より、性急な利下げは望ましくなく、忍耐強くインフレ圧力の鈍化に努めるべきとした趣旨の発言が伝わった。
08:30 日本11月全世帯家計調査
14:00 日本11月景気先行指数
14:00 日本11月景気一致指数
16:00 ノルウェー12月CPI
16:45 フランス11月鉱工業生産
16:45 フランス11月消費支出
21:00 ブラジル12月IPCA
22:30 カナダ12月新規雇用者数
22:30 米国12月雇用統計
24:00 米国1月ミシガン大学消費者態度指数
昨日のドル円は小幅安となっているが、4時間足でみれば引き続き上昇基調が続いていると見て良いだろう。本日は雇用統計を控えており、その結果に振らされると思うので、まずはしっかりと内容を確認しておきたい。
そこまで大きな動きにはつながらないようにも思うが、上昇する場合は160.00円を上値の目安として、下落する場合は156.00円をサポートの目安として意識しておきたい。
レジスタンス:160.00円、162.00円
サポート:156.00円、148.15円
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