24日は日米長期金利がおおむね横ばい、ドル円は小動き
24日の東京早朝を156.94円で迎えると、緩やかな円安でスタート。8:30に発表された日本4月消費者物価指数は総合+2.5%、コア+2.2%と概ね市場予想通りの数値で特段材料視されず11:00頃に157.15円まで上昇。157円台をキープしたままロンドン時間へ。
ロンドン時間は157.05円を中心として10銭程度の値幅で小動き。週末でもあり動意に欠ける展開となった。
21:30に発表された米国4月耐久財受注は前月比+0.7%と事前予想を上振れたが、大きな変動は見られず。その後、23:00に発表されたミシガン大学消費者センチメント確報値が69.1と1.7ポイントの上方修正が入ったものの、同指標の期待インフレ率が+3.3%と0.2%の下方修正が入ったことで小幅にドル安へと傾いた。NY午後に156.82円まで下落したのち、156.99円まで値を戻して週末を迎えた。
なおブルームバーグによれば、25日(土)に植田日銀総裁が、長期金利は金融市場で形成されることが基本になると語ったとされており、日本の長期金利上昇を見据えてか27日の東京早朝の外国為替市場は小幅に円高に振れてスタートしている。
英国、米国休場(Memorial Day)
09:05 植田和男日銀総裁、発言(日本銀行金融研究所主催2024年国際会議にて挨拶)
17:00 ドイツ5月IFO企業景況感指数
①英米祝日。英国がSpring Bank Holiday、米国がMemorial Dayとそれぞれ祝日であり、よほどのことがなければ大きな動きへとつながりづらい点に留意。
②植田日銀総裁の発言。9時過ぎに日銀主催の国際会議の冒頭あいさつを務める予定で、発言に注目が集まる。
③米長期金利の動向。ここにきて米長期金利に下げ止まりの兆候が見られている。FOMCメンバーや市場参加者は、パンデミック後の新しい生活、新しいビジネスシーンにおける金利の適正水準に思考を巡らせており、まだこの水準がはっきりとしてこない。一段と上昇するようであればドル円上昇の強い要因となることから、注目して見ておく必要があるだろう。
158.00円を試す展開の中で、先週末は足踏み。また週末の植田日銀総裁の発言が意識されてか、今朝は小幅に円高からスタートしている。
本日は英米祝日であることを考えると、あまり大きな動きには繋がらないと見るのが妥当だろう。追加材料を消化しつつ、火曜日以降の相場を待つ時間帯となる。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 154.30円、152.00円
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