【海外Market見通し】
本日の海外市場では、ユーロドルは方向感のない動きとなっています。アジア時間は目先材料不足のなか、1.0565ドルから1.0581ドルのレンジ取引にとどまりました。市場参加者からは「昨日安値の1.0558ドルや26日の安値1.0524ドルがサポートレベル」との声も聞かれています。ドル円は「昨日高値の151.72円や2022年10月21日の高値151.95円が戻りの目処」として意識されています。今日の経済指標では、18時30分に10月英製造業PMI改定値が発表されます。21時15分には10月ADP全米雇用報告が予定されています。22時45分には10月米製造業PMI改定値が公表されます。23時には10月米ISM製造業景気指数、9月米建設支出、9月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、23時30分にはEIA週間在庫統計が明らかになります。翌3時にはFOMCが政策金利を決定するほか、3時30分にはパウエルFRB議長が定例記者会見を行います。5時15分にはマックレムBOC総裁が講演します、また、6時30分にはブラジル中銀が政策金利を決定します。
【アジアMarket概況】
本日の東京市場では、ドル円は神経質な動きとなりました。神田財務官が登庁時に「スタンバイです」と発言。介入への準備が出来ていることを示唆したことから一時151.17円まで戻り売りに押される場面もみられましたが、その後は月初とあって仲値に向けては本邦実需の買いが観測されると151.44円まで買い戻されました。ランチタイムには再び神田財務官が円安牽制発言をすると151.14円まで下押したものの、日銀が臨時の国債買入れオペを通知。151.37円まで値を戻すなど、狭いレンジ内で方向感のない動きを繰り返しています。日経平均は寄付きから大幅な上昇。後場に入ってからも高値を更新する動きとなりました。結局、742.80円高の高値引けで月初の取引を終えています。
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