【海外Market見通し】
本日の海外市場では、ユーロドルは底堅い動きとなっています。アジア時間は昨日高値の1.0678ドルを上抜けて一時1.0687ドルまで値を上げる場面もみられましたが、値幅は限定的となっています。市場参加者からは「9月20日の高値1.0737ドルや一目均衡表雲下限の位置する1.0747ドルが戻りの目処」との声も聞かれています。ドル円は「NY時間の高値149.99円や昨日高値の150.11円、3日の高値150.16円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、16時15分に仏、30分に独、17時にユーロ圏、30分に英、22時45分に米の10月PMI速報値がそれぞれ発表されます。23時には10月米リッチモンド連銀製造業景気指数が発表されます。翌2時には米2年債入札が実施されます。また、インドは休場となっています。
【アジアMarket概況】
本日の東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなりました。朝方から本邦実需の買いが散見されると149.79円まで値を上げる場面もみられましたが、仲値にかけては輸出の売りが観測されたほか、日経平均が大幅な下落となると戻り売りに押される展開に。昨日安値の149.56円を下抜けて一時149.50円まで値を下げました。株価の急回復を受けて149.75円まで買い戻されましたが、欧州勢が参入すると米金利低下につれて149.41円まで再び下げています。日経平均は寄付きから210円を超える上昇となったものの、その後は戻り売りにされる展開に。一時450円近い下落となりました。ただ、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と改めて協議することが報じられたこともあり、後場に入ってからは急速に買い戻されてプラス圏を回復。結局、62.80円高で取引を終えています。
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