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FXのおすすめチャートパターンの種類と見方・使い方

チャートパターンとは相場の値動きが似たような形状を繰り返すことに着目し、トレンドの転換や継続を予測する分析方法のことです。フォーメーションパターンとも呼ばれます。

著者 forex.com
2024年1月4日 午前02:24

目次

テクニカル分析の基本

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

チャートパターンはインジケーターなどのように特殊な計算をすることはなく見た目で状況を判断します。チャートに描かれる値動きの軌跡を基に相場を判断するテクニカル分析の基本となります。

よくある形をパターン化

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

相場の値動きは過去と全く同じ動きをすることはありませんが、人が取引をすることによりその心理が反映され過去と似たような動きを見せることが多々あります。チャートパターン分析はその形状を覚えることで未来の値動きの傾向を予測するのです。

チャートパターンには継続型と転換型の2つに大別されます。それぞれ代表的なものを確認していきましょう。

トレンド継続のチャートパターン

トレンド継続を示唆するチャートパターンはトレンドの小休止中に起こることが多く「保ち合い」とも呼ばれます。勢いよく上昇、または下降していたトレンドの勢いが落ち着き、短期間のレンジ相場を形成している場面に現れます。主なチャートパターンには次のようなものがあります。

● アセンディング・トライアングル

● ディセンディング・トライアングル

● (上昇・下降)フラッグ

● (上昇・下降)ペナント

● (上昇・下降)ウェッジ

● レクタングル

トレンド転換のチャートパターン

トレンドの転換を示唆するチャートパターンは高値圏で高値を超えられないときや安値圏で安値を抜けられないときなど、値動きが反転する際に出現します。レートが高値や安値を何度も試す動きにより形成されます。主なチャートパターンには次のようなものがあります。

● ダブルトップ

● ダブルボトム

● トリプルトップ

● トリプルボトム

● ヘッドアンドショルダーズ・トップ

● ヘッドアンドショルダーズ・ボトム

FXチャートでよく見るパターンを実際のチャート画面で確認してその後の動きを追いかけてみましょう。

ダブルトップとダブルボトム

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

ダブルトップはふたつの山が連なっているような形状を描く上昇から下降へのトレンド転換パターンのひとつです。上記のチャートでは2016年から2017年にかけてレートは勢いよく上昇していましたが、青丸の位置でダブルトップを形成しそれをきっかけに下落へと転換しています。

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

ダブルボトムはふたつの谷が連なっているような形状を描く下降から上昇へのトレンド転換パターンのひとつです。チャートでは2016年中ごろにかけて2015年末からの下落が続いていましたが、青丸の位置で形成したダブルボトムをきっかけに上昇へ転じています。

ヘッド&ショルダーと逆ヘッド&ショルダー

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

ヘッド&ショルダーは人の両肩と頭のような形状を描く上昇から下降へのトレンド転換パターンのひとつです。上記チャートでは2017年頭から続いていた下落が一度大きく上昇しトレンド転換が起こるかと思われましたが、ヘッド&ショルダーを形成し再下落した場面です。ヘッド&ショルダーは日本語では「三尊」と呼ばれます。

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

逆ヘッド&ショルダーはヘッド&ショルダーを逆にした形状を描く下降から上昇へのトレンド転換パターンのひとつです。チャートは2020年から2021年にかけての緩やかな下落場面ですが、年末を挟みながらレートは逆ヘッド&ショルダーを形成し完成と共に上昇へと転じていきました。逆ヘッド&ショルダーは日本語では「逆三尊」と呼ばれます。

ペナント

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

ペナントはレートの値幅が徐々に縮小していくように三角形の中に納まるような形状を描くトレンド継続パターンのひとつです。チャートは2012年から上昇していたレートが2013年中ごろから年末にかけて値幅が縮小しペナントが完成しています。その後上側のラインをブレイクしトレンド継続となりました。

フラッグ

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

フラッグはトレンドの小休止中にあわられる旗のような形状を描くトレンド継続パターンのひとつで、トレンドとは逆の方向に進むのが特徴です。チャートは2022年頭からの上昇トレンドの途中に現れたフラッグで大きな上昇後にフラッグを経由して再度大きく上昇をしています。トレンド方向側ライン( 今回の場合は上側)のブレイクでトレンド継続となるのはトライアングルと同じです。

レクタングル

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

レクタングルはトレンドの途中で現れる売買の拮抗状態によるレンジでトレンド継続パターンのひとつです。チャートは2013年からの上昇に対して2014年頭からレクタングルに入った場面で約1年に渡りレンジが続いています。その後上側のラインをブレイクしトレンド継続となっています。レクタングルの特徴として期間が長くなりやすいことが挙げられます。トライアングルやフラッグは終わりの位置が見えやすいですがレクタングルは水平方向に続いていくので終わりが見えづらく、時には転換をしてしまうこともあるのでどちらに向いてもいいように準備をしておきましょう。

チャートパターンは出現すれば対応する動きになることが多い傾向がありますが、必ずその通りになるとは限りません。しかし他のテクニカルと組み合わせることで信頼度が上がります。その例をいくつか紹介します。

【FX】USDJPYチャートを使ったローソク足との組合わせ実例

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

チャートパターンが出現したときにローソク足と組み合わせる方法は2つあります。ひとつ目はチャートパターンが出た時間足よりも上位足のローソク足の形を確認する方法、もうひとつはチャートパターンが出た際のローソク足の組み合わせを確認する方法です。それぞれチャート画面で確認してみます。

【FX】USDJPYチャートを使った押し目戻り目との組合わせ実例

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得

チャートパターンが出た位置に注目する方法もあります。例えば上位足の押し目戻り目候補の位置で短期足で転換のチャートパターンが出るような場合です。反転する根拠が2つ揃うことでより信頼度が増し利益を上げやすくなります。

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