26日は日経平均株価が大きく上昇、ドル円は一時145円台を記録
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を144.76円で迎えると、日本株の権利付最終売買日でもあり、且つ米企業決算を経て東京株式市場で半導体中心に買いが広がるなか、ドル円は正午過ぎに145円丁度にワンタッチ。ロンドン時間にかけて145.20円まで上昇した。なお自民党総裁選の投開票を明日に控えて、日本の政治改革への期待も株価を押し上げた印象。
ロンドン時間は一旦、反落。16:30にスイス国立銀行(中央銀行)が0.25%の利下げを実施、政策金利を1.00%に設定。USD/CHF、EUR/CHFでスイスフラン安が進むなか、CHF/JPYも下落しドル円は連れ安、144.12円を記録した。
21:30に発表された米新規失業保険申請件数は21.8万件と良好な結果で、米長期金利が上昇、ドル高となり、ドル円は再び145.20円を記録。なお同時刻に発表された米4-6月期実質GDP確定値は前期比年率で+3.0%と改定値から変化がなかった。
NY午後は売りが優勢。144.81円でNYクローズを迎えている。なおメキシコ中銀が0.25%の利下げを実施し、政策金利は10.50%に設定された。
また米CNBCとのインタビューで、イエレン財務長官は「米国のインフレは十分制御されており、ソフトランディングに向かっている」という趣旨の内容を伝えている。
自民党総裁選の投開票
08:30 9月東京都区部CPI
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
15:45 フランス8月消費支出
15:45 フランス9月CPI
15:45 フランス8月PPI
16:55 ドイツ9月失業者数
16:55 ドイツ9月失業率
18:00 ユーロ圏9月消費者信頼感(確定値)
18:00 ユーロ圏9月経済信頼感
21:30 カナダ7月月次GDP
21:30 米国8月卸売在庫
21:30 米国8月個人所得
21:30 米国8月個人消費支出(PCEデフレーター)
23:00 米国9月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)
144.25円レベルの上値抵抗をクリアに上抜け、現在145円台で推移が続いている。次のターゲットは9月の高値147.20円、8月の高値圏149.40円が挙げられる。
本日は午後に自民党総裁選を控えており、そこで動意が見られるだろう。
月末も近づいてきており、実需取引とそれに関する思惑を起点とした不規則な動きに注意しておきたい。
レジスタンス: 147.20円、149.40円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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