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CFDの注文方法

CFDで新規注文を行う際は3種類の注文方法を使い分けます。今すぐに注文を成立させる成行注文、今よりも有利な価格で注文を出す指値注文、今よりも不利な価格で注文を出す逆指値注文の3つです。それぞれ図解を交えて解説します。

Article By forex.com
2024年1月3日 午前06:58

目次

 

CFDで新規注文を行う際は3種類の注文方法を使い分けます。今すぐに注文を成立させる成行注文、今よりも有利な価格で注文を出す指値注文、今よりも不利な価格で注文を出す逆指値注文の3つです。それぞれ図解を交えて解説します。

成行注文

成行注文とは買いたい売りたいと思ったときにその時点の現在価格で注文を出します。チャート画面で分析を行いチャンスだと思ったタイミングで注文を行うリアルタイム取引で使われます。注文はすぐに約定されるため、価格よりもポジションを保有することに重点を置いた取引方法です。

ただしスリッページと呼ばれる発注した価格と約定した価格にずれが発生することもあり、わずかに不利な価格で成立する場合があることを覚えておきましょう。

 
指値注文

指値注文は現在価格よりも有利な位置に価格を指定して発注を行う注文方法です。有利な位置とは買いで考えている場合は今よりも安い価格、売りで考えている場合は今よりも高い価格のことを指し、今よりも有利な価格を指定して注文を出すことで損失を抑え利益を増やすことができます。注文を出した後は指定した価格までレートが到達した時点で自動で注文が約定されます。

有利な価格でポジションを持てる反面、レートが指定した価格まで到達しなかった場合注文は約定されず思惑通りの方向へ価格が進んでも利益となることはありません。ポジションを持つことよりも約定価格に重点を置いた注文方法です。

 
逆指値注文

逆指値注文は現在価格よりも不利な位置に価格を指定して発注を行う注文方法です。不利な位置とは買いで考えている場合は今よりも高い価格、売りで考えている場合は今よりも安い価格を指し、高値を越えたら買いたい、安値を抜けたら売りたいなどレンジブレイクやトレンド継続場面などでの注文に使います。注文を出した後はレートが指定価格を超えた時点で自動で注文が約定されます。

現在価格よりも不利な価格でポジションを持ってしまう反面、高値掴みや底値掴みなど先走ってしまったポジションを持つことが少なく、優位性のある取引をすることができる注文方法です。

 
 

CFDで保有したポジションを決済する際は3種類の決済方法を使い分けます。今すぐに決済を行う成行決済、指定した金額以上の損失を出さないようにする逆指値決済、目標とする金額に到達した時点で決済する指値決済の3つです。それぞれ図解を交えて解説します。

成行決済

成行決済とは保有するポジションを現在価格で決済をする方法です。十分な利益が確保できた、これ以上の損失は耐えられない、大きなイベントが控えているなどリアルタイムで状況を判断して手動で決済を行います。金額よりも確実にポジションを整理することに重点を置いた決済方法です。

こちらもスリッページと呼ばれる決済した価格と約定した価格のずれが発生する場合があり、わずかに不利な価格で成立することがあります。

 
逆指値決済

逆指値決済とは保有するポジションに対して、保有した価格よりも不利な価格に決済注文を入れる注文方法です。不利な価格に注文を入れておくことでレートが逆行した場合の損失を指定した金額までで抑えることができ、大きな損失から資金を守ることができます。逆指値決済は指定した価格にレートが到達した時点で自動で決済が行われるため、損失を出したくないなどという感情に左右されることはありません。

ストップロス注文や損切り注文とも呼ばれ、資金を守るための決済方法ですので必ず入れるようにしましょう。

 
指値決済

指値決済とは保有するポジションに対して、保有した価格よりも有利な価格に決済注文を入れる注文方法です。到達すると想定した位置までレートが届いた際に決済を行い利益を確実に確保します。その反面それ以上価格が伸びてしまったときも利益は指定した価格までとなってしまうことには注意が必要です。指値決済も指定した価格にレートが到達した時点で自動で決済が行われるため、もう少し伸びるかもしれないなどの感情に左右されることはありません。

テイクプロフィット注文や利確注文と呼ばれ、目標利益額を逃さないための決済方法ですので上手く使えば有利に取引を進めることができます。

 
 

CFD取引でもFX取引同様、条件付き注文の発注が可能です。条件付き注文とは上記で解説した注文方法や決済方法をまとめて発注できたり、2つの注文を同時に出し片方が約定したらもう片方を自動でキャンセルしてくれるなど、色々な条件を指定して注文を行う方法です。

CFDでは次のような条件付き注文が利用できます。

● IFD注文①(指値注文と指値決済の同時発注)

● IFD注文②(逆指値注文と逆指値決済の同時発注)

● IFO注文(IFD注文とOCO注文の組合わせ)

● OCO決済(指値決済と逆指値決済の同時発注)

条件付き注文のイメージとしてIFD注文①とIFD注文②を下記に掲載しておきます。

IFD注文①イメージ

IFD注文②イメージ

この2つ以外にもIFD注文では「指値注文と逆指値決済の同時発注」や「逆指値注文と指値決済の同時発注」もできますので、色々と組み合わせてみてください。

 

注文方法をいろいろと覚えたところで、実際のチャートを使って相場分析を行い条件付き注文を発注する様子を解説していきます。

上記チャートは2023年9月29日の日経225の15分足チャート。上位足の4時間足ではレンジを形成しており赤い点線のレンジ下限に到達した場面での取引です。4時間足のレンジ下限に到達していますが、15分足では下落トレンドが継続中でまだまだ下げの勢いが強い状況です。しかし同じく15分足ではレンジ下限の位置でレートがダブルボトムを形成しており、緑点線のネックライン位置で価格がもみ合っています。このままレートが上昇し15分足の下落トレンドが崩れれば4時間足のレンジ上限へ向けて進む可能性が考えられますので、トレンドが崩壊する位置に逆指値注文を仕掛けていきます。

15分足のトレンドが崩壊するのは黒点線の位置ですので、その少し上の32450.0に逆指値注文を。そして万が一何かが起きてレートが急落した際に資金がなくなってしまわないように、損切りラインの位置をダブルボトムのネックラインの少し下、32000.0に設定しました。画面上部の「買い」ボタンをクリックして発注パネルを表示してそれぞれの金額を入力していきます。最後に一番下の「注文確定」をクリックすれば発注完了です。

 

ノックアウトオプション取引を一言で言えば「最大損失額を決めてから取引をする金融商品」のことで、損失額を決めること以外はFXやCFDと同じように取引ができます。

通常のFX取引やCFD取引との一番の違いは、取引の前に決めた最大損失額は絶対に変更できないことです。例えばCFD取引で自身で決めた最大損失額の位置に損切り注文(逆指値決済)を入れた場合、自分の意志で損切り位置をずらしたり、キャンセルしたりすることは可能ですがノックアウトオプションではそれはできません。つまり何があってもあらかじめ決めた位置で損切りされる=「ノックアウトされる」取引方法となります。※1

※1:ノックアウトレベルよりも前の価格の任意の位置に逆指値決済を設定することは可能でその逆指値決済は移動することができます。動かせないのはノックアウトレベルだけとなります。

ノックアウトオプション取引の流れは以下の通りです。

1. 取引したい銘柄を選択する

2. 予想する価格方向を選択する(上昇予想ならUP / 下降予想ならDOWN)

3. ノックアウトレベルと取引数量を決定する

4. 成行で注文が成立し結果を待つ

ノックアウトオプションとFX・CFDとの相違点は以下の通りです。

● 予め最大損失額を決めて取引するのでリスクを限定できる

● 注文時は成行注文のみ

● ポジション保有期間は最大1年間

● 取引数量とノックアウトレベルを調整することで少ない資金で取引できる(資金効率が高い)

国内でノックアウトオプションを提供しているのはFOREX.comを含めて3社のみとなります。損切りができずに資金を飛ばしてしまいがちな方は、ノックアウトオプションでの取引に乗り換えるのもひとつの方法です。是非ご検討ください。

FX
指数
通貨ペア売り買いスプレッドオープン
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